施工のこだわり

このページでは、ギャラリー胡々湾がどんなスペースなのか?
ちょっと詳しく紹介させてもらおうと思います。

胡々湾の目指しているギャラリーの姿は、見たこと感じたことをすぐにそこで話せる場。
作家さんと来場者さんが、自由に活き活きとコミュニケーションしてもらえるギャラリーです。

そのためにはやはり空間の雰囲気がとても大切。
落ちついて作品を見ることができるだけでなく、ただそこにいるだけで癒されてリラックスできるような「場」を作ろうと思いました。
そう、実はギャラリースペースにはとてもこだわったんです。
その「こだわり」の一部をご覧になってみてください。

表札に込めた想い


まず入り口で皆さんを迎える表札。

この表札の木は、日本三大美林の産地で知られる高知県馬路村の「魚簗瀬杉(やなせすぎ)」を使っています。
ポイントは、右肩に大きな「節」があるところ。

よく見てください。
せせらぎが石に当たってその石を包むような川の流れに見えませんか?

いっときとして同じ水が流れることのない川の中に、動くことのない石がひとつ。
まわりに惑わされない安定感。

そういうモチーフを感じ取ってもらえると嬉しいです。

さらに!
この表札の揮毫(きごう)は、とある有名な書道家さんのものなんです。
オーナーの友人である、とても素敵な書道家さんが思いを込めて書いてくれました。

温かみがあるでしょう?

この表札の文字が優しく目にとまり、あなたににギャラリーという垣根を感じさせなくなります。
ごく親しい気の合う人の家を訪れた気持ちになってもらえると嬉しいです。

この表札そのものが、ギャラリーの作品の一部になっているかも。
どうぞ、この入り口の表札を楽しんでください。

温もりを大切に

平安神宮からまっすぐ伸びる神宮道。
この神宮道に面したドアを開けると、ワンフロアのギャラリースペースが現れます。


裏庭に植え込んだ草木の緑が、ギャラリーの白壁に映えます。
緑に眼をやって少し心を静ませてから作品に眼をやっていただくと、一段と展示作品の味わいが深まります。

内部の建具一式は、京町屋の趣をそのまま残した伝統工法で作ってみました。

まず天井をご覧ください。
天然木による素材の柔らかさを活かしています。

白壁は漆喰(しっくい)、床も木の温かみを大切にしています。
展示室の壁面には杉の木格子を配しました。
美しい杉の赤みの色あいもさることながら、杉の持つ樹液の香りが中にいる人を優しく包んでくれます。

そしてギャラリースペースの左奥には床の間があります。
床の間の地板をご覧ください。
表札と同じでしょう?

これも表札と同じ高知県馬路村の魚簗瀬杉の、樹齢300年生くらいの木から採っています。
地元の林業家さんから特別に分けていただいた貴重な杉板です。

京町家の歴史感と重厚さを出せたらいいなと思って使ってみました。

この地板にも表札と同じ大きな節があることに気付かれたと思います。
これが一層の存在感を出しています。

ぜひこの床の間も楽しんでくださいね。

作品を輝かせる場として

ギャラリースペースのこだわりはまだあります。

裏庭に面したガラス戸をご覧ください
一見すると、木製の戸に見えるでしょう?

これ実は普通のアルミサッシの窓なんです。
アルミフレームに特殊な下地処理をしてブラウン系に塗装し、柱に同化させた木製の戸のイメージを出しました。

ギャラリースペースは、住まいではありません。
大切な作品を輝かせる場です。

そのためには、すべてをトータルで演出して差し上げたい。
そういう思いがこもっているスペシャルブラウンサッシです。

同じ思いを、お手洗いにも込めました。
床も壁も戸もすべてが木製で、あなたに落ち着きと温かみを分けてくれます。

お手洗いの窓は、昔懐かしい竹格子です。
この竹格子から裏庭を眺めてみることをおすすめしています。
庭の緑がなんと引き立って見えることか!

余談ですが、夏目漱石がこのような言葉を残しています。

”雪隠の窓から観る庭の眺めが最高に綺麗なり”
理由は「庭が油断しているから」だそうです。

なるほど、漱石先生の感性には唸らされます。

どうぞこのお手洗いも楽しまれてくださいね。

展示情報

  1. 展示情報

  2. 展示情報

展示予定カレンダー

2019 11月

1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
  • 異色の二人展 色鉛筆画とワイヤーアート
29
  • 異色の二人展 色鉛筆画とワイヤーアート
30
  • 異色の二人展 色鉛筆画とワイヤーアート